埼玉県春日部 春日部嬉泉病院 《 公式サイト 》/入院─当院の病棟看護

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患者様とご家族の想いに寄り添い
質の高い看護サービスを

病棟看護師長 嶋村仁美

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「ここの看護師さんに出会えて良かった」を目指して

当院には60床の病床があり、入院は導入期~維持期の透析患者様が中心です。透析室での治療が困難な、重症度の高い方のために、病棟にも4台の透析装置を備え、人工呼吸器装着中の病棟透析にも柔軟に対応。また、毎月数名の新規透析導入患者様の「準備入院」を受け入れ、シャントや体重の管理、内服薬の調整、食事療法などについて、他職種とともに指導にあたっています。

病棟看護師は経験豊富なベテランが中心で、私も入職から20余年が経ちました。看護師に必要な能力は「知識・技術・態度」と言われていますが、患者様の真のニーズを理解するには、「判断力・感受性・洞察力」も大切で、どう治療に向き合いたいか・どう生きていきたいかを受け止めて初めて、看護のスタートラインに立てると思っています。目指しているのは、患者様・ご家族に「ここの看護師さんに出会えて良かった」と思ってもらえる療養の場をプロデュースすること。「手」と「目」で相手を診る看護の原点と、長い経験から創意工夫されたケアを強みに、患者様・ご家族の心に寄り沿っています。

腹膜透析導入や認知症ケアへの取り組み

当院では、透析治療の選択肢を増やすために、「腹膜透析」の導入にも積極的です。腹膜透析の最大のメリットは、通院が月1~2回と、血液透析に比べて時間的拘束が少ない点で、導入指導には病棟看護師が携わっています。自己治療のため感染症に注意が必要ですが、当院では腹膜透析外来の看護師による感染対策を徹底しています。

また、最近では認知症の入院患者様の増加に対応して、病棟看護師の認知症ケア能力向上を目指す「認知症ケアチーム」を結成。高齢の透析患者様の認知機能の低下をいち早く発見して専門ケアを提供すると同時に、早期からの在宅支援計画の立案を心がけています。法人内の居宅介護支援事業所および地域の介護施設と連携体制を構築し、退院後は施設から当院に透析治療に通うことができる準備も進めています。

看護サービスの充実を目指す教育体制

当院の大きな自慢は、各専門職が患者様に責任を持つ「サービスの達人」を目指していること。看護部では、「看護サービスの達人」に導く教育制度を整え、新人教育はもちろん、クリニカルラダーを活用した中堅・ベテラン層への継続教育も充実させています。また、糖尿病による透析導入患者様が多いことから、糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師もおり、今後は認定看護師・専門看護師の資格取得支援にも力を注ぐ方針です。さらに、地域で活躍する看護師を育成するため、実習指導者を配置して看護実習を受け入れており、実習をきっかけに入職する新卒看護師も増えています。

病棟には、看護師だけでなく、入院患者様の生活支援を担う看護助手も多く活躍中です。看護助手は、食事・排泄・入浴のお手伝いや、透析室への送迎などを担当するため、高齢者介護の知識や、透析治療に関する基本を学び、看護師と一緒にケアの質の向上を目指しています。

嶋村仁美 Shimamura Hitomi
病棟看護師長
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埼玉医科大学附属総合医療センター看護専門学校卒
認定看護管理者教育課程セカンドレベル
実習指導者講習会
入院
医療法人社団 嬉泉会
春日部嬉泉病院
〒344-0067 埼玉県春日部市中央1-53-16
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